今まで手書きで書いていたものがスマホから入力に!
今まで手書きで書いていたものがスマホから入力できるので、簡単で楽になりました。また、獣医師の方とも共有することができるので何かあった時にリアルタイムでアドバイスを頂けるので助かります。今後、ペットの体重や天気など入力できたり、画像だけでなく…
あなたの目の前で急に症状やイベントが起きた!そんなときに“すぐに”動画撮影やタイマーを使った記録、よく起きる症状をワンタップで記録など、獣医師の先生に相談できるように症状の情報を記録することができます。また、記録した情報はいつでも見返したり、頻度や傾向を集計することができます。
毎日の薬や食事の管理はどうしよう・・・そんなときに動物病院から処方されたお薬やフード、サプリまで“かんたんに”登録することができます。登録したお薬などの毎日の投薬記録や過去の投薬状況の確認も“かんたんに”行えます。
「animo for VET」を導入している動物病院とリアルタイムに“つながる”ことができます。あなたが記録した大切な記録を獣医師とリアルタイムに共有し、記録を確認しながら診察を受けることができます。
また、病院によってはanimoを活用したオンライン診療・相談も可能になります。(対応病院は【オンライン診療導入医療機関】を参照)
名前:くぅ
性別:メス
年齢:10歳
種類:猫
犬種/猫種:混血種(クロ)
疾患名:てんかん(特発性)
発症年齢:4歳4ヶ月
H.Kさん(埼玉県在住)
くぅちゃんは生後1か月のころ、知り合い宅の納屋でノラ猫の母猫から生まれた仔猫の1匹です。一緒に生まれた茶トラのとら吉と一緒に保護し、そのまま我が家の家族になりました。
元気いっぱい天真爛漫に育ったくぅちゃんは、毎日家族を笑顔にしてくれる存在です。
そんな中、4歳のころに何の前触れもなく突然全身痙攣を起こしたのです。
無意識の状態で、失禁し泡を吹きながら、身体を硬直させて激しく痙攣。「このまま死んでしまうのでは…」という恐怖と、愛しい家族が苦しむ姿に何もできない無力感で、胸が張り裂けそうになったことを思い出します。
保護活動をしている仲間から「てんかんかもしれない」と教えてもらい、ネットで情報を探し、かかりつけの獣医師に相談しながら、少しずつこの病気について知識を深めていきました。
最初は抗てんかん薬の「コンセーブ錠」を毎朝晩飲ませていましたが、発作は数日~1週間間隔に起き、状況はなかなか改善しませんでした。
獣医師の提案で「フェノバール錠」に切り替えたところ、少量(毎朝晩1錠の1/8粒)でも効果が見られ、現在では発作の頻度が減り、短いときで2週間に1回、長いときで3か月に1回と落ち着きを見せました。
発作が起きたときの掃除やケアは大変ですが、さまざまな工夫を重ねています。
床には正方形のタイルカーペットを敷いており、汚れた部分だけを取り外して洗えるようにし、高所や狭い場所を減らすことで、発作時の怪我を防ぐために環境を整えました。
動物のてんかんという病気と向き合う日々は、飼い主にとっても辛く、精神的体力的に大きな負担があります。
自分の知識が乏しいことで、見えない不安や恐怖がありましたが、この「animo」を通じて専門医とつながれることで、精神的負担が軽減されるのではないかと思っています。
名前:でこ
性別:メス
年齢:5歳
種類:猫
犬種/猫種:混血種(ミケ)
疾患名:てんかん(特発性)
発症年齢:4ヶ月
Y.Tさん(山形県在住)
でこちゃんは、私が活動している保護団体に所属する保護猫です。
生後1か月半の頃に姉妹で保護され、なかなか治らない風邪の治療を続けながら里親を募集していました。
生後4か月を迎えた頃、里親希望のお申し出をいただき、希望者様と面会する予定でした。
しかしその前日、普段は眠っている時間に突然鳴き出し、異変に気づきます。
飛び起きると、でこちゃんはよだれを垂らしながら発作を繰り返していました。
病院が開くまで何もできず、ただ悔しさと不安が募るばかり。
朝一番で病院へ駆け込み、夕方まで治療していただきましたが、帰宅後も発作が減ることはなく、翌日入院となりました。
退院後も毎日のように通院を続けましたが、3分おきに群発発作が起こり、自力での食事や排泄もできなくなりました。
さらに、ティッシュを取る音や服の擦れる音にさえ反応して発作が誘発され、唸りながら牙をむくようにもなってしまいました。
発作の頻度があまりにも高く、眠っても数分後には発作で目を覚ましてしまいます。
眠りたくても眠れず辛そうなでこちゃんの姿を、私はただ見守ることしかできない状況に「代われるものなら代わってあげたい」と涙する日々でした。
歴代の飼い猫や保護猫の中で、ここまでひどい発作を経験した子はいません。
朝晩問わず繰り返される発作への対応に追われ、毎日2時間しか眠れない日々が続きました。
脱力発作による水入れへの顔の水没防止、尿漏れの掃除、発作後のウールサッキングや舐め壊しの阻止など、対処しなければならないことが次々と出てきます。
さらに、新型コロナウイルスによる外出自粛が重なり、私自身も精神的に追い詰められていきます。
通院を続けていましたが、病院の保有する薬だけでは状況が改善せず、獣医師に「〇〇病院で別の薬を取り扱っているようなら受診してみたい」と相談したところ、連絡を取ってくださいました。
その後、〇〇病院を受診して相談した結果、転院することになりました。
CT・MRI検査を含む各種再検査を行い、薬の多剤併用療法や、てんかんに良いとされるサプリメントを試しました。
その結果、数年かけて発作の頻度は当初の1/3ほどに減少したのではないかと感じています。
発作が減ったことで、でこちゃんの行動にも変化が見られました。
以前はリビングの決まったルート(テーブルをぐるっと回り、ソファーの裏を通る)でしか猫ベッドへ行けなかったのが、最短距離でたどり着けるようになります。
また、てんかんを発症後できなくなっていた甘噛みなどの猫らしい行動も戻ってきました。
脳への負担が軽減されたことで、少しずつ成長を感じられるようになり、安心できる時間が増えています。
SNSの発展により、てんかんペットの飼い主同士が対処法や生活での工夫を共有し、獣医師の情報発信も身近になったことは、非常に大きな心の支えです。
今後は「animo」を活用することで、獣医師との情報共有がよりスムーズになり、飼い主の負担軽減やQOL(生活の質)の向上につながることを期待しています。
今まで手書きで書いていたものがスマホから入力できるので、簡単で楽になりました。また、獣医師の方とも共有することができるので何かあった時にリアルタイムでアドバイスを頂けるので助かります。
今後、ペットの体重や天気など入力できたり、画像だけでなく、ちょっとしたコメントも入力できたりするといいなと思っています。
【他の疾患名】
恐怖性/防御性攻撃行動、葛藤性攻撃行動、所有性攻撃行動、転嫁性攻撃行動、疼痛性攻撃行動(△)、恐怖症(音)(△)、器質的疾患(股関節異形成)
いつ何時おきるかわからない発作に対して、獣医からは発作の記録をとってほしいと言われておりました。animoを利用することでその場ですぐに動画で記録することが便利になりました。その他の記録も今までとは見違えるくらい楽になり大変感謝しております。
前回の発作から何日経過が見てわかるようなったり、今後のどんどん使いやすくなってくれたらさらに安心できます。
保護活動の中で、てんかんを患う猫のお世話をしていた経験がご縁となり、animoアプリの開発に携わることになりました。
当初、発作の頻度が高く、手書きでの記録が追いつかず、記録を諦めかけていた時期もありました。
そんな中、他のてんかん猫の飼い主様から、人間用てんかん記録アプリ「nanacara」(animoの原型となるアプリ)をご紹介いただき、その便利さを実感。
この経験が、ペット用てんかん記録アプリの必要性を強く感じるきっかけとなったのです。
同じように困難な状況にいる飼い主様の負担を軽減し、動物病院との情報共有をスムーズにすることで、「不安や悩みを少しでも和らげるツールを作りたい。」そんな思いで開発に協力いたしました。
記録内容や発作時の対応方法、薬やサプリメントに関する情報などを共有しながら、何度もミーティングを重ね、ユーザー受け入れテスト(UAT)を実施。
その結果をanimoアプリに反映し、飼い主様のニーズに応えられる形に貢献できたのではないかと思います。
従来、受診時にはメモや口頭での説明が中心でした。
しかし、animoアプリを導入することで視覚的に分かりやすく、獣医師にも正確に伝えられるようになりました。
また、内服薬だけでなく頓服薬やサプリメント、フードの管理にも対応できることが大きな利点です。
animoアプリが一人でも多くの飼い主様をサポートし、大切なペットとの生活をより良いものにする手助けとなれば幸いです。
2023年2月より、animoアプリの開発と公式ホームページの制作に携わりました。本プロジェクト参画のきっかけは、さまざまなご縁と家族の一員であり、てんかんを患う愛猫「くぅちゃん」の存在があったからです。
アプリの開発は、飼い主としての日常体験をもとに、オーナー視点を重視しながら開発に携わることができました。
企画段階では、くぅちゃんの日常や発作時の不安、記録方法、ホームドクターとのやり取りに関するヒアリングが行われ、実際の飼い主として具体的な知見や意見を共有し、アプリの機能設計に貢献しました。
開発が進む中で、飼い主目線で求められる機能を提案し、ユーザー受け入れテスト(UAT)においても、テスト版アプリを利用しながらフィードバックを実施。とくに、「初心者でも使いやすい設計」を重視し、細部にわたる使い勝手の向上に努めました。
公式ホームページの制作にも原案から携わり、飼い主にとって見やすく、親しみのある表現を心掛け制作しています。
日々のケアに追われる飼い主の精神的負担を軽減するため、優しいデザインやアクションを採用しました。
私自身、以前はてんかん発作の記録をExcelで管理していましたが、animoアプリの導入により、発作時間の計測時ロスタイムがほぼ無くなり、より正確な記録ができています。
また、服薬管理に関しても、1/8錠など細かな容量調整が必要なケースを提案し反映していただきました。
animoは現在、てんかんを主軸としたサービスですが、今後はさまざまな疾患にも対応予定と伺っています。
多頭飼育の家庭にとって、一元管理が可能な点も大きなメリットです。
実際に我が家では、くぅちゃんのきょうだいであり糖尿病を患う、とら吉のインスリン注射記録を別アカウントで管理できるようになっています。
アカウントの切り替えは1タップでできるので、複数のペットの健康状態を簡単に記録・管理ができ効率的です。また、てんかん記録だけでなく服薬管理など幅広い用途で活用できます。
animoは今後も進化を続け、ペットの健康管理を支える頼れるサービスになっていくことを期待しています。
animoを通じて、専門医やホームドクターと連携し、ペットとの絆をより深めていただければ幸いです。